阪神・及川 CS逆転メンバー入りへ結果出す!6日1軍合流、シート登板 今季巨人戦で先発初星など奮投
阪神の及川雅貴投手(23)が6日の全体練習から1軍に合流することが5日、分かった。12日からのCSファーストS・DeNA戦(甲子園)に向けて、甲子園での全体練習ではシート打撃が行われる予定。登板の結果次第ではそのまま1軍帯同の可能性もある。 及川が“ジョーカー”になるかもしれない。今季は7月31日の巨人戦(甲子園)で先発初勝利を挙げた。中継ぎでの起用もありながら、昇格と降格を繰り返して9月5日に抹消。9試合で1勝3敗、防御率2・76という成績だった。2軍調整中には左手中指のマメの影響で満足に投げられない期間こそあったが、1軍に再合流する。 今季はDeNA戦での登板はないが、巨人戦には3試合で先発。8月14日に東京ドームで浅野に満塁本塁打を浴びたが、それまでの2試合は巨人打線を苦しめていた。短期決戦を勝ち抜くためにも、投手陣は総力戦。一枚でも多くのカードがあれば、起用に幅を持たせることもできる。 先発陣ではビーズリーと西勇が7日に開幕の「みやざきフェニックス・リーグ」で登板予定。甲子園でのシート打撃は7日から9日の3日間で行われる可能性があり、2人以外の1軍投手はここで実戦感覚を養う。同シリーズの1戦目は才木、2戦目は高橋の先発が有力となっている。 CSの開幕まで1週間を切った。チームも連休を挟み、6日から再始動する。シート打撃といえども、ベンチ入りが当落線上の選手にとってはアピールの場。“ジョーカー”となるためには結果が求められる。