ヤンキース戦で快投した山本由伸（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

　メジャー公式サイトは9日（日本時間10日）、ドジャースの対ヤンキース3連戦を振り返る記事を掲載した。 　ユアン・トリビオ記者が「ドジャース、対ヤンキースのシリーズ勝利に満足　ロバーツ監督『両チームともベストを尽くした』」との記事を掲載。ドジャースが2勝1敗でヤンキースに勝ち越したことを詳報すると、「過去10年、特にこのオフシーズンのドジャースのチーム作りでは、10月の結果だけが重みを持つ。ワールドシリーズか敗退か、という期待でロースターを作ればそうなる」と指摘した。 　その上で同記者は敵地ヤンキース戦を、「リトマス試験紙のようなもの」と断言すると、「テストを通して、ドジャースは自分たちのクラブについてより多くを学んだ。日本で数え切れないほどのビッグゲームに登板した山本由伸は、金曜日にメジャーで最高のパフォーマンスを見せ、今冬の契約を疑う者を黙らせた」と初戦で7回無失点と好投した山本を称賛した。 　もっとも上位打線の「MVPトリオ」については「この週末は比較的おとなしかった」と評すると、「あと数か月で、ドジャースはベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマンという3人のスーパースターの活躍が必要になることも分かっている。ポストシーズンに向けて、そんなに余裕はない」とワールドシリーズ制覇には大谷らのさらなる成績向上が必要とした。