《今季は1イニングあたり5200万円》楽天を電撃退団の田中将大、活躍に見合った年俸はいくら?「年俸2億円なら先発として80イニング以上」が目安となる理由
年俸2億円出すなら、「80イニング以上は投げてもらわないと」
年俸2億円だった和田毅(ソフトバンク)は26回3分の1の登板で1イニングあたり759.5万円。先発のワースト5位(投手全体でワースト32位)だったが今季限りで引退している。 「田中を獲得する球団がどの程度の年俸を提示するかがひとつの注目ポイント」(広尾氏)だと見られている。 たとえば、今季14勝を挙げたものの年俸5億円の有原航平(ソフトバンク)の1イニングあたりの273.7万円で先発投手のワースト15位(投手全体でワースト91位)、年俸4億円で15勝の菅野智行(巨人)は1イニングあたりの年俸は255.3万円となり先発でワースト18位(同96位)、年俸3億円で6勝なら124.2イニングを投げた西勇輝(阪神)は1イニングあたりの年俸は240.6万円となり先発でワースト19位(同105位)だった。 「仮に菅野や西と同程度のコスパでもいいという判断だとしても、田中を獲得する球団が年俸2億円を出すなら、先発として80イニング以上を投げてもらわないと、という考え方になってきます」(広尾氏) 2021年1月に米国から楽天に復帰した際は年俸9億円だった田中。来季はどの水準でのプレーとなるか、そしてそこでどれだけの活躍を見せられるのか、注目が高まっている。