【MLB】レンジャーズが左腕ミルナーと1年契約へ 3年連続60試合以上に登板もブリュワーズからノンテンダー
日本時間12月20日、レンジャーズがブルペン補強に動いた。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レンジャーズはブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた左腕ホビー・ミルナーと1年契約を結ぶことで合意(現時点で契約条件は不明)。2022年以降の3シーズンでメジャー8位の201試合に登板している鉄腕サウスポーが2023年のワールドシリーズ王者であるレンジャーズのブルペンに加わることになった。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 来月34歳の誕生日を迎えるミルナーは、テキサス州ダラス出身のリリーフ左腕。レンジャーズはミルナーにとって地元球団となる。2017年にフィリーズでメジャーデビューし、37試合で防御率2.01と好投したが、翌年以降は伸び悩みが続き、レイズ、エンゼルスを経て、2020年オフにブリュワーズと契約。2021年は19試合に登板にとどまったが、2022年に67試合で防御率3.76を記録すると、2023年には自己最多の73試合に登板し、防御率1.82と見事な活躍を見せた。 メジャー8年目のシーズンとなった今季は61試合に登板し、5勝1敗1セーブ、5ホールド、防御率4.73を記録。対左腕の被打率が大幅に悪化し、リリーフ左腕としての役割を果たせたとは言えないシーズンだった。日本時間4月20日のカージナルス戦でメジャー初セーブを記録したほか、同6月26日のレンジャーズ戦ではオープナーとして2イニングを投げ、メジャー初先発も経験。3年連続60試合以上に登板するなど、ブリュワーズのブルペンの一角を担っていたが、11月下旬にノンテンダーFAとなった。 今オフのレンジャーズはカービー・イェーツやデービッド・ロバートソンといった主力リリーバーがFAとなり、ブルペンの立て直しが急務。すでにジェイコブ・ウェブやルイス・カーベロを獲得しているが、左腕不足のチーム事情もあり、ミルナーを獲得することでブルペンをさらに強化した。2年ぶりの王座奪還に向けて、今後も投打両面で戦力アップを模索していくことになるだろう。