高確率! 幻想的な雲海、今がチャンス スキー場のゴンドラを土日祝日に早朝運行
秋の行楽シーズンを迎え、長野県の富士見町・伊那市境の入笠山に多くの観光客が訪れている。スキー場「富士見パノラマリゾート」では雲海が発生しやすいこの季節に合わせ、11月17日までの土日祝日は山頂駅行きゴンドラリフト運行開始を3時間早め、午前5時半から営業。週末は早朝からにぎわっている。 【写真】入笠山からの眺め 山頂駅の標高は1780メートル。富士見パノラマリゾートによると、秋の早朝は山頂駅から八ケ岳連峰・富士見町中心部の方面に雲海が約60%の確率で出現する。雲海が発生しなくても入笠山周辺の紅葉が楽しめるという。 今月中旬も絶景を求める登山客が日の出前から長蛇の列をつくった。山頂駅では朝日に照らされた雲海が八ケ岳連峰と南アルプスに挟まれた眼下の富士見町に広がり、登山客は「初めて見た」「八ケ岳まで(雲を渡って)歩けそう」などと話しながら絶景を満喫していた。 東京都文京区の会社員矢崎彩夏さん(30)は「日の出とともに雲海が現れて幻想的だった」と喜んだ。ゴンドラ料金は往復で大人2200円、小学生が1100円(未就学児無料)。