最終調整を行ったソフトバンク・山川穂高

　パ・リーグ王者のソフトバンクは16日に開幕するCSファイナルステージ（みずほペイペイ）で日本ハムと激突する。 　決戦前日の15日には本拠地で全体練習を行い、最終調整を行った。初戦の相手先発は伊藤大海投手（27）。エース右腕には今季4敗を喫し、防御率2・63に抑え込まれている。7月以降は4連勝を許しただけでなく、先月18日の6度目の対決では完封負けも喫した。敵将の新庄監督もあえてファーストステージで温存し、ファイナルで2度ぶつけてくることも可能となった。 　迎え撃つホークスの打者陣は伊藤にどのような印象を抱いているのか。柳田は「いい投手ですよ。強い球でスピンが効いているイメージ」と話せば、主砲の山川は「またランクがひとつ上がった。ものすごい球を投げるなっていう印象に変わった。前までも良かったんですけど『いいな』っていう感じだったんです。それが『エグいな』に変わった」と語った。 　選手会長を務める周東は、最多勝右腕への対策について「いい投手ですけど、必要以上にいいと思わないこと。普通にいけばいいかなと思います」と気持ちの持ち方を意識した。 　シリーズの行方を左右する伊藤の攻略。鷹打線はどんなアプローチで対峙するのか、注目される。