KAORUKO、ペルシャ絨毯とコラボした作品展示「日本の伝統工芸と似ている」“花の82年組”からアーティスト転身
元歌手で現代アーティストとして活動するKAORUKOが18日、都内でペルシャ絨毯(じゅうたん)の専門ギャラリーショップ「LIONRUGS」とコラボレーションした作品展示「LIONRUGS×KAORUKO」(27日まで)の取材会を行った。 アイドル歌手の新井薫子として活動後、1980年代後半にアーティストに転身。2007年からニューヨークを拠点に活動し、コロナ禍を機に帰国した。 3年前にLIONRUGSのエスマイリ・ホセイン会長と出会い、自身の絵画に興味を持ってくれたことが、今回のコラボレーションのきっかけに。自身の作品をモチーフに制作された「LUCKY CAT」「OFFERING GODNESS」などのペルシャ絨毯6点が初公開された。 KAORUKOは「ペルシャ絨毯は日本の伝統工芸と似ているところがありまして、柄の1つ1つに意味合いがあって、そこに感銘を受けました。いろいろな色を使っているので、塗りムラや色の濃さ、薄さが表現できるか疑問だったけど、ムラの部分、光の加減が忠実に表現されていて、でき上がったものを見た時には感激しました」と感謝。「女性の職人さんが(作業を)されていると聞いて、共感、共鳴できる部分がありました。職人さんの思いが伝わる作品だったので、素晴らしいコラボレーションになったと思います」と話した。 アイドル時代は「花の82年組」だった。「(当時の経験を生かして)女性のかわいらしさを、客観視しながら表現してきた。それを海外の人たちにも受け入れて頂いたことは、自分の経験を生かせて幸せ」と喜びをかみ締めた。
報知新聞社