佐々木朗希、ヤンキース地元メディアなりふりかまわず勧誘… 「松井秀喜、そして君の憧れだった田中将大も」12項目を提言
自分の懐が痛まなければ、そりゃあ何を宣言したって…。ヤンキース地元メディアの米NYスポーツアディクトは23日(日本時間24日)、ロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す佐々木朗希投手(23)に対し、ヤンキースが採るべきアピール作戦を12項目にわたって提言。中には眉にツバを塗りたくなるものも飛び出した。 「ヤンキースは多くの日本選手を擁してきた歴史がある。松井秀喜、そして君の憧れだった田中将大もその一人だ」 「田中将大が引退を表明したら、君の『師匠役』として雇うよう全力を尽くす」 「(23年サイ・ヤング賞のエース右腕)ゲリット・コールの羽の下に置いてあげよう。現在の球界において、コールほどピッチングの芸術をマスターしている投手はいない。そして(通算256勝のレジェンドOB)アンディ・ペティットや田中の羽の下にも置いてあげよう。そうすれば、3年後くらいにヤンキースのエースという玉座に就けるぞ」 「いまは先発ローテ5人制だが、君が来てくれればファンタスティックな6人制にするよ。日本では6人制がおなじみだよね」 「(ヤクルトから来オフのメジャー挑戦を表明した)村上宗隆も含め、日本から将来メジャーに来る選手で君がターゲットにしてほしい者は全力で獲得に向かうと約束する」 「ヤンキースファンは松井、田中、イチローらピンストライプのユニホームに袖を通してきた日本選手たちを心から愛してきた。それは君に関しても全く同じだ。チームもファンも、日本選手が野球にもたらしてくれる規律と献身をリスペクトしている」 「君と家族が日米を往復するエアチケットは、こちらが全て負担しよう。日本選手にとって(西海岸より日本から遠い)東海岸でプレーするつらさはよく分かっているからね」 よくもまあ、これだけ…と言いたくなる猛アピールだが、読者から「単に『エアチケットは負担する』と伝えよう。『東海岸はつらい』なんて、そんな情報を進んで佐々木の頭に入れることはないだろう」と突っ込まれると、同メディアは「確かに…」と、同意せざるを得なかった。
中日スポーツ