周南市文化振興財団の1億5000万円使途不明機問題の捜査終結 財団から届け出のあった業務上横領事件をすべて検察庁に送致 山口県警
周南市文化振興財団で1億5000万円を超える使途不明金が明らかになった問題について。 山口県警は16日までに財団から届け出を受けたすべての事件を山口地検周南支部に送致し、捜査を終結したことを明らかにしました。 16日までに業務上横領の疑いで書類送検されたのは、周南市文化振興財団の57歳の元職員です。 周南市文化振興財団のこれまでの調査結果などによりますと元職員は周南市文化会館に配属された直後の2005年ころから財団の金庫に保管されていた現金を盗んだり、集金したチケットの売上金を横領したりしていたとされています。 財団の損害額は少なくとも1億5066万8988円にのぼり、その被害について刑事告訴していました。 元職員はこれまでにチケット販売代金およそ30万円をだましとったとする詐欺の疑いや、取引先から集金したコンサートのチケット販売代金現金78万円あまりを着服して横領した疑いで立件されていました。 山口県警は、その後も捜査を進め、16日までに財団から届け出を受けた他の業務上横領事件のすべてを山口地検周南支部に送致し、一連の捜査を終結させたと発表しました。 県警は任意事件のため、元職員の認否を明らかにしていません。