窓ガラスに鉄球、今年2件 須恵健康公園の体育館【山陽小野田】
須恵健康公園コミュニティ体育館で、今年に入り窓ガラスが割られる被害が2件発生している。近くには直径6㍉ほどの鉄製の球が残っていた。山陽小野田市は山陽小野田警察署に被害届を提出。同署では「犯人の特定につながる情報があれば」と協力を求めている。 市などによると、1件目は2月24日午後3時ごろ。「カツン」という音とともに同館2階にある管理室の出窓が被害に遭った。2件目は5月15日午後2時ごろで、同じ出窓だった。 窓ガラスは2重構造で貫通はしていなかったが、破損したガラスの破片が約3㍍離れた位置にまで飛散。両日ともに管理人が在室していた。2件目で被害を確認した直後、外の様子をうかがったが、犯人らしき人影を見つけることはできず、外階段で鉄球を発見したという。管理人の一人は「たまたまけが人が出なかっただけ。身の危険を感じる」と憤る。現在は窓のそばにパーティションを立てて、けがへの対策を講じている。 市は、1件目の被害を受け、ひびが入ったガラス1枚(縦144㌢×横93㌢)を交換したばかりだった。修理費は約13万円。都市計画課管理緑地係の松﨑博主任は「被害が発生したのは昼間。体育館や公園内をジョギングする利用者がけがをしたかもしれないと考えると恐ろしい」と話した。