国道220号亀割峠の迂回路整備が着工 霧島市の国分敷根と福山町福山をつなぐ2.3キロ、橋やトンネル備え「災害に強い」道路へ
鹿児島県霧島市の国道220号亀割峠の迂回路整備事業が25日着工した。国分敷根と福山町福山をつなぐ2.3キロ。峠付近はシラス質で崩れやすいため、橋やトンネルを備えた災害に強い道路を造る。開通時期は未定。 【写真】霧島市の亀割峠迂回路を地図で分かりやすく
国道西側の山間部にトンネル(746メートル)を通し、福山の海に張り出す橋(430メートル)を架ける。片側1車線。総事業費130億円。 国道220号は霧島市と垂水市、鹿屋市などを結ぶ主要幹線道路。国土交通省によると、1993年以降、大規模な土砂崩れによる通行規制は6回あった。 福山小学校で同日あった着工式には国、県、周辺自治体関係者、地元建設業者らが出席。国土交通省の山本巧道路局長は「一日も早い開通へ全力で取り組む」とあいさつした。
南日本新聞 | 鹿児島