ローテーション敢行のレアル・マドリー、チュアメニの超威力キャノン砲でマジョルカを撃破!勝ってマン・Cとの決戦へ
13日のラ・リーガ第31節、レアル・マドリーは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦を1-0で制した。 次のミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、アウェーでのマンチェスター・シティ戦を控えるレアル・マドリー。アンチェロッティ監督はその決戦に向けてローテーションを敢行し、カルバハル、クロース、カマヴィンガ、ヴィニシウス、ロドリゴをベンチに置いて、GKルニン、DFルーカス・バスケス、リュディガー、ナチョ、メンディ、MFチュアメニ、モドリッチ、バルベルデ、ベリンガム、ブラヒム・ディアス、FWホセルをスタメンとている。 前半はほぼチャンスがなく、スペインでよく言う「コーヒーを飲んで眠気をさまさなければいけない」展開に。レアル・マドリーはモドリッチを中心としたパス回しからゴールをうかがったが、マジョルカの堅守を崩せない状況が続いた。 前半に観客が声を出したのは2回のみ。31分、マジョルカのCKからライージョがヘディングシュートを放つも、これはルニンが好セーブを見せた。そしてその2分後には、ペナルティーエリア手前のベリンガムが強烈なミドルを打ったが、これはクロスバーに直撃している。前半はスコアレスのまま終了した。 迎えた後半、レアル・マドリーは48分に人々の眠気を一気にさます強烈なゴラッソで先制した。決めたのはチュアメニだ。フランス代表MFは、ゴールまで28メートルの距離から右足を一閃。強烈な勢いのボールはモルランレスにかすって弾道がわずかに変わり、GKライコビッチがまったく反応できないまま枠内右隅に収まっている。 先制したレアル・マドリーはさらに62分、モドリッチのお膳立てからブラヒムがあとはボールを押し込むだけという場面を迎えたが、背番号21はボールを必要以上にコントロールしてしまい、この絶好機を逸してしまった。モドリッチは瞬間的に激昂し、ブラヒムに向けて「ティラ(打てよ)!」と叫んでいる。 アンチェロッティ監督は64分にブラヒム、ベリンガムを下げてヴィニシウス、カマヴィンガを投入。また86分にはモドリッチをカルバハルに代え、L・バスケスのポジションを1列上げた。ベンチへと戻るモドリッチは、ソン・モッシュの多数の観客から喝采を浴びせられている。 アンチェロッティ監督は89分にL・バスケスをミリトンに代え、CBを3枚に増やして逃げ切りを狙う。アディショナルタイム4分にはマジョルカのムリキが、空中戦を競り合ったルニンの手からこぼれたボールを叩いたが、無人となったゴールに飛ばすことができず。レアル・マドリーが1点のリードを最後まで守り切り、試合終了のホイッスルを迎えた。 ラ・リーガ4連勝のレアル・マドリーは勝ち点を78として、次節直接対決を迎える2位バルセロナとの差を暫定で11まで広げている。