「頭でも整理できている」村上宗隆、無双モード入った!直近4戦3発 2冠に並ぶ一撃
◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―8DeNA(21日・神宮) 打った瞬間に神宮がどっと沸いた。ヤクルト・村上の打球は霧雨を切り裂いてバックスクリーンに飛び込んだ。1―8の4回先頭。大貫のスライダーを完璧に仕留めた。「しっかり芯に当たったので良かったです」と手応え十分の4号ソロ。本塁打はオスナに、打率3割2分8厘はサンタナと並んで2冠に躍り出た。 投手別最多となる大貫から通算10本目のアーチで、直近4戦3発。開幕直後の不振だった頃とは別人のように“無双モード”に入ってきた。「しっかりタイミングが取れて、しっかりスイングができて、頭でも(打席での内容が)整理できている」と好調の要因を分析した。 主砲の一発も実らずチームは2連敗で借金は今季最多の4となった。「雨の中、残ってくれたお客さんもたくさんいましたし、少しでも勝ちに貢献というか、『勝てるんだ』っていう姿勢も見せたかったですし、それは見せられた」。背番号55が見せた意地は、ファンの目に焼きついたはずだ。(長井 毅)
報知新聞社