【阪神】岡田彰布監督、退任表明は「昨日しかなかった」CS前に「巨人、DeNAとやる必要ないやんか」
阪神は7日、甲子園で全体練習を行い、シート打撃を実施した。12日のクライマックス・シリーズ(CS)第1S初戦に先発予定の才木に加え、青柳、村上が実戦形式で調整した。打者は森下、大山、佐藤輝がそろって安打。8、9日も同じ形式で実戦形式を養う予定だ。練習後には、岡田監督が今季限りでの退任が明らかになってから初めて取材に応じた。 以下は岡田監督の主な一問一答 (着席しながら) 「何もないよ」 ―シート打撃で実戦感覚を 「昼から雨とかいうてたから先にやってん。ほんなら、全然やな」 ―才木、村上、青柳が登板したが、投手陣の状態は 「まあ普通よ。村上はしかし、マウンドに上がったら、ボールが高いなあ。ブルペンでは、えらい低めにいっとったのに。何でやろな」 ―今季中もそうだったか 「そら打たれるときはなあ、なんかちょっと」 ―村上は先発で起用するか 「いやいや、それもだから、それはどこでいくか。抹消してるのもおるからな。(高橋)遥人もやし、ビーズリーも抹消してるからな」 ―打者は徐々に上げていく 「試合にならな分からへんよ、そんなん。練習でバンバン打ってもな、試合になったら全然アカンのもおるし」 ―シート打撃はあすも 「あさってもやる。フェニックスも行けへんからな。2人は投げさせに行くけどな、ビーズリーと西勇は。あいつら、もう次やから、次のカード(最終S)やからな」 ―フェニックス・リーグよりも残って調整する方が 「相手が相手やったからやん、日程的に。(対戦相手が)巨人、DeNAやん。そんなんで試合やる必要ないやんか。で、韓国と独立リーグやろ」 ―第1Sの対戦相手はDeNAだが、2試合で決めてしまいたい 「もうそら、そうそう。まあ、DeNAいうても、1年間やってきた相手やからな。別に今さらいう感じやで。何回も対戦したピッチャーやしな」 ―超短期決戦の難しさは 「いやもう、その日のゲームを勝っていくだけよ」 ―選手に大事にしてほしいことは 「いや、そんなん言うてない、言うてない。昨日も話したけど、そんなん言うてない、別に」 ―6日は選手に退任も伝えた 「いやいや、横浜(3日)で言おうと思ったけど、選手もいてなかったからな。居残り(遠征に帯同しない投手)がおったしな、全員が集まるのは昨日しかなかったから。横浜では何もしてない」 ―一日でも長く野球をしたいとも話した 「そら、当然やろ」 ―選手の士気も上がった 「いや、そら分かれへんよ、そんなんは。やってみんと分からへんよ、そんなの。一発勝負やからの」 ―一発勝負で大事なこと 「いや、一発で仕留めなあかんいうことやろ」 ―選手に退任を伝え、球団も公表。いまはフラットな気持ちか 「いやあ、別に何にもないよ、そんな。もう別にいらんことしてもしゃあないから」 ―2年間やってきたこと、伝えてきたことをやるだけ 「そういうことや。なあ。2年間のな、集大成やんか、最後のゲームの」 ―選手に改めて言うべきこともない 「ないない。何も言うてないよ、そんなん当然。プレーボールかかったら、みんなやること分かってるやん。こうせえ、こうせえとか、そんなこと一切ないよ。できんかったら負けるだけや」 ―2年間の成長を感じるか 「いやあ、成長はしてないよ。成長してたら勝ってるよ(笑い)」 ―普通にやるだけ 「そういうことやろ」 (自ら) 「まあもう何もないよ。そんなんお前、当日なあ、試合全力でやるだけやん」
報知新聞社