ソウルで歩道に車突っ込む 9人死亡 日本人観光客らが多い中心部
ソウル中心部の市庁前で1日午後9時半ごろ、歩道に車が突っ込み、9人が死亡、1人が重傷、3人が軽いけがをする事故があった。警察当局は車を運転していた68歳の男性の身柄を拘束した。韓国の通信社、聯合ニュースによると、男もけがをしており、状況をみて事情を聴く方針。 【写真】ソウル市中心部で1日夜、乗用車が歩行者に突っ込み、死傷者が出た事故現場で作業する救急隊員=ロイター 外務省関係者によると、日本人が巻き込まれたとの情報はないという。 聯合ニュースによると、ホテルの駐車場を出た車が一方通行の幹線道路を逆行し、他の車と衝突した後、歩道に突っ込んで信号待ちをしていた人々らをはねた。逆行して停止するまでの距離は約200メートルにわたり、運転していた男は「車が急発進した」などと話しているという。 事故現場は、付近に大型ホテルや飲食店が多く、旧朝鮮王朝故宮の徳寿宮などがあって日本人観光客も多い。
朝日新聞社
