台湾・台南産のインドナツメが旬 旧正月の贈り物に 市長がおいしさアピール
(台南中央社)南部・台南市産のインドナツメが旬を迎えている。市内の業者は、旧正月(今年は2月10日)の需要に応えようと贈答用商品を販売している。同市の黄偉哲(こういてつ)市長は24日、報道資料を通じておいしさをアピールした。 インドナツメは、台湾では主に同市や高雄市、屏東県など南部で生産されている果物。独自に改良が重ねられ、ジューシーでシャキシャキした食感が特徴。 黄氏は台南の農業について、最高水準の実力を備えているとアピール。インドナツメの生産者の一人でこれまでに全国規模の表彰を受けたことがある謝明樹さんに触れ、栽培時に牛乳の発酵液を与えている他、台湾では初めてビニールハウスでの栽培を採用するなどして、輸出できるレベルのインドナツメを育てていると説明した。日本に輸出されるインドナツメの約4割は謝さんが生産したものだという。 同市産の農産物の販売などを手掛ける台南市農産運銷は、同市産のインドナツメと青森県産のリンゴを詰め合わせたギフトセットを自社のオンラインショップで販売。2種類のおいしさを同時に楽しめるとしている。 (楊思瑞/編集:田中宏樹)