夏の新潟開催目玉の一頭が登場!【今週デビュー予定の2歳馬情報】
◆8月10日のデビュー予定馬 ●新潟芝1800m エデルクローネ(牡、フィエールマン×コロナシオン、美浦・手塚厩舎) 母は新馬勝ち。祖母ブエナビスタ(G1を6勝)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド5F68秒4、終いの1Fは11秒2と切れ味を見せた。同じ一族のエンブロイダリーが先日の未勝利戦を好タイムで7馬身差圧勝。本馬も続きたい。鞍上はルメール騎手の予定。 ヴァサヴォワール(牡、アルアイン×アナアメリカーナ、美浦・宮田厩舎) 半兄メイソンジュニア(ニュージーランドT2着)。ミックスセールで雅苑興業が6200万円で落札したが、現在は吉田和美氏名義となっている。2週前は坂路で54秒1-12秒3、1週前はウッドで5F67秒2-11秒7の時計をマークしている。 プラウドモーメント(牝、ドゥラメンテ×プラウドスペル、美浦・林厩舎) 全兄アスクドゥラメンテ(現4勝)、半兄マジカルスペル(5勝)、グレートウォリアー(4勝)。追い切りは坂路が中心で、1週前は54秒5-12秒5と水準レベルに近い時計は出ている。 ●中京芝1200m ハイファイスピード(牝、ビッグアーサー×デグラーティア、栗東・宮本厩舎) 母は小倉2歳S勝ち馬。半兄ドミナートゥス(4勝)。7月17日の坂路で52秒9をマーク。1週前はCWで4Fから52秒8-11秒7。ここを勝って、母も制した小倉2歳S(今年は中京開催)に向かいたい。 アニラ(牝、ドレフォン×シャクンタラー、栗東・松下厩舎) 母は2勝。おじノーステア(5勝)。2週前までは軽めの時計だったが、1週前はCW6F84秒6-11秒6とピッチが上がってきている。 ●札幌芝1500m(牝馬限定) クリノメイ(牝、オルフェーヴル×クリノエリザベス、栗東・須貝厩舎) 母はJRA2勝、地方3勝で準オープンまで出世。7月3日の坂路で52秒1の好タイムをマーク。1週前は函館のウッドで5F70秒台、1F12秒台後半の時計が出ている。 ◆8月11日のデビュー予定馬 ●新潟芝1600m マスカレードボール(牡、ドゥラメンテ×マスクオフ、美浦・手塚厩舎) 半姉マスクトディーヴァ(重賞2勝、秋華賞2着)。おじオメガヴェンデッタ(阪急杯2着)、マスクトヒーロー(マーチS3着)。追い切りはウッド5F68秒6-11秒3。 「牧場でも評判になっていたようだが、美浦に来てからも注目度は高く、1本目の追い切りから動きは良かった。力強さに瞬発力もあり、この血統らしい雰囲気も感じさせる」と記者の話。夏の新潟開催の目玉の一頭。どんな走りを見せてくれるのか楽しみである。鞍上は戸崎騎手の予定。 キューティリップ(牝、リアルスティール×リップスポイズン、美浦・戸田厩舎) 半兄アンブロークン(新潟2歳S2着)。追い切りはウッド5F67秒4-11秒6。2週前にも近い時計を出しており、仕上がりは順調に進んでいる。 ココアミュレット(牝、アドマイヤマーズ×ココシュニック、美浦・稲垣厩舎) 半兄ステファノス(富士S勝ち馬、G1で2着3回)。ウッド5F67秒0-13秒1と終いがもう一つ。まだ動ききれていないので、更なる変わり身を期待したい。 ●中京芝2000m カムニャック(牝、ブラックタイド×ダンスアミーガ、栗東・友道厩舎) 母は5勝。半兄キープカルム(現2勝)。友道厩舎&金子真人HDラインの馬。追い切りはCW6F85秒7-11秒0。終い重点とはいえ上り2F11秒3-11秒0は出色。 「友道厩舎らしくウッドチップで長めの追い切りを消化。追われてエンジンがかかってからの伸び脚が良く、時計も上々。血統通り芝の中距離で活躍が期待できる」と記者の話。友道厩舎の一番牝馬との噂もあり、注目のデビュー戦だ。鞍上は川田騎手の予定 ルージュシークエル(牝、スワーヴリチャード×シェアザストーリー、栗東・石坂厩舎) 半姉レッドクラウディア(クイーン賞勝ち馬)。追い切りはCW6F83秒7-11秒7。2週前の坂路では53秒6-12秒0の好時計が出ている。鞍上は西村淳騎手の予定。 リビングストン(牡、エピファネイア×ニシノヒナギク、栗東・吉岡厩舎) 半兄ニシノデイジー(平地重賞2勝、中山大障害勝ち馬)。芝コースで5F65秒台をマーク。活躍率の高い吉岡厩舎&ターフ・スポート&谷川牧場ラインにも注目。 ●札幌芝1800m パブリックビーナス(牝、エピファネイア×ヴィニー、栗東・池江厩舎) 札幌の芝コースで5F67秒台、1F12秒台前半の時計が出ている。おばのエンドレスサマーは、先の函館2歳Sで3着。今度は姪が活躍する番だ。鞍上は武豊騎手を予定 レッドシュテルン(牡、Saxon Warrior×エリーシエズワールド、栗東・中内田厩舎) 4日の札幌芝千八戦を予定も、長距離輸送の反動もあって回避。1週伸ばして当レースでデビュー予定だ。7月17日の栗東CW調教では、上り2F11秒3-11秒2の時計をマークした馬。反動の影響が無く、直前でしっかり時計が出せていれば、好勝負できるだろう。鞍上は藤岡佑騎手の予定。 ラルガメンテ(牝、ドゥラメンテ×メジロツボネ、美浦・尾関厩舎) 半兄グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ勝ち馬)。函館のウッドで5F69秒台。2週前の美浦ウッドでは5F66秒4-11秒8の時計をマークしている。「美浦で乗り込んでから函館に移動。目立った時計こそ出ていないけど、ここまで順調に来ている。穏やかな性格で、芝中距離以上で良さそうなタイプ。血統的に奥手の印象もあるので、先々まで楽しみ」と記者の話。鞍上は横山武史騎手の予定。
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