金城武もプロデュースした台湾の有名歌手・陳昇さん 沖縄で「海」テーマに個展
台湾の著名な歌手兼音楽プロデューサー陳昇(チェンシェン)さんが20日から、糸満市の美術館キャンプタルガニーアーティスティックファームで初の個展を開いている。30日まで。入場無料。 個展では「太平洋の風」をテーマに、大好きな海と日常を組み合わせた絵画を展示している。今回の作品は、中国出身の歌手・周雲蓬(ゾウユンポン)の曲「太平洋の風」からインスピレーションを得て制作したという。 陳さんは日本の桑田佳祐さんのような存在。1988年に初ソロアルバムを発表し、歌手として活動するほか、これまでに俳優兼歌手の金城武などの音楽プロデューサーを担当してきた。 小さい頃から画家を目指し、歌手になってからも描くことを諦めることがなかったという。 2020年に初めて台湾のアーティスト・黄志偉(ファンズゥウエイ)さんと美術展を開き、その後、高雄市立美術館などでも展示会を開催してきた。沖縄は初めての海外展という。
陳さんは「沖縄は台湾と同じくたくさんの歴史背景がある。互いの地理的な距離も近く、私たちにとって沖縄の人々は近所に住む親戚や友人みたいだ」と話し、来場を呼びかけている。 (呉俐君)
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