spi、1人15役に「台本を読んで絶対にできないと思い泣いた」
俳優・spi(すぴ)が13日、都内で主演映画「SINGULA」(公開中、堤幸彦監督)の公開記念舞台あいさつを行った。 原作は、2019年2月に舞台で上演された同名討論劇。15体の人間そっくりのAIアンドロイド同士が「人類を破壊するべきかどうか」という題材でディベートを繰り広げていく。全編英語で、spiが15体15役のAIキャラクターを演じ分けた。spiは同作で昨年9月のマドリード国際映画祭で外国語映画最優秀主演男優賞を受賞した。 spiは「初めての舞台あいさつでうれしいです」と笑顔。作品に出演するかは迷ったようで、「台本を読んで絶対にできないと思い泣いた。監督に無理かも知れないですと言いました。でも、監督が『大丈夫大丈夫。勢いだから』と背中を押してくれた」。実際に映画を見た感想に関しては「変な映画だなと。でもすごいなって。本当に15体いるみたい。でも、いまだにAIと言われてもピンときてない…。チャットGPTとかよく分からないし…」と笑わせた。
報知新聞社