<熊谷小4ひき逃げ>捜査員を延べ2万人投入 現在も専従の担当者を配置し捜査 情報提供も呼びかけ/埼玉県警
埼玉県警は事故発生以来、今年8月末までの15年間で延べ約2万人の捜査員を投入し、小関さんをはねた車両の特定に全力を挙げてきた。だが、手掛かりとなる資料が少なく、捜査は難航している。 事件から15年 今も犯人逮捕願う 最後の姿を知る同級生
県警交通捜査課によると、同課と熊谷署は現在も専従の担当者を配置し、捜査に当たっている。事故が起きた熊谷市本石1丁目の市道で路面などに残されたタイヤ痕から、被疑車両は普通車タイプとみられるという。また、2台以上の車両が関与した可能性があることも分かった。 だが、発生時刻の午後6時50分ごろは日没後で既に暗くなり、当時は周辺に防犯カメラも設置されていなかった。さらに、被疑車両のものとみられる部品や塗料などの遺留物もほとんどなく、捜査を難しくしているという。 8月末までに、県警には約780件の情報が寄せられている。同課は「どんなささいなことでも知らせてほしい」と協力を呼びかけた。情報提供は、熊谷署(電話048・526・0110)へ。