ナポリFWクヴァラツヘリア「残留を望んでいると思われたくない」代理人が今夏の移籍を主張もクラブが公式SNSで反発「売りに出されていない」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ナポリは、今夏の移籍を志願しているとみられる23歳のジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアの去就について言及し、非売品であると強調した。 【動画】”ジョージアの至宝”が魅せた!ユーロ予選でも圧巻のプレー!クヴァラツヘリア
2022年夏にナポリへ加入すると、1年目にして公式戦14ゴール17アシストを記録するなど躍動してスクデット獲得に貢献し、セリエAの新星となったフヴィチャ・クヴァラツヘリア。だが今シーズン、チームが10位と低迷し、来シーズンの欧州カップ戦出場を逃した今夏、ナポリ退団を視野に入れている。 現在、EURO2024に参戦中のジョージア代表FWの代理人マムカ・ジュゲリ氏が母国メディア『Sport Imedi』に対し、移籍を希望していることを主張した。 「クヴァラがナポリ残留を望んでいると思われたくない。われわれは退団を望んでいるが、フヴィチャの妨げにならないように、EUROが終わるのを待っている。チャンピオンズリーグ(UCL)へ出場するチームへの移籍を優先している」 「(新指揮官アントニオ)コンテのナポリには、素晴らしいプロジェクトがある。きっと来シーズンは再びUCL出場権を獲得し、スクデット争いをすることになるだろう。だからと言って、クヴァラツヘリアが残留を望んでいることを意味するわけではない」 「フヴィチャにとってジョージア代表が最も重要なので、この件について本人と話をしていないが、われわれはUCLに出場するチームを目指している。フヴィチャがナポリに残り、UCLを1年間逃すことになれば最悪だ。われわれは心配している」 ナポリFWの父で同じく代理人のバドリ・クヴァラツヘリア氏もまた、「ナポリに残って欲しくない。昨シーズンは、監督が3人も代わった。このような環境でプレーするのは難しい」などと語った。 そんな中、ナポリは16日、公式ツイッターを更新。2027年6月末まで契約を結び、新指揮官コンテも残留を望むクヴァラツヘリアが非売品であることを強調した。 「クヴァラツヘリアの代理人マムカ・ジュゲリ氏と父バドリ氏の発言に関し、ナポリは、選手はクラブとあと3年間の契約期間を残していることを繰り返し伝えたい。クヴァラツヘリアはマーケットで売りに出されていない。ナポリとの契約がある選手の将来を決めるのは、代理人や父親ではなく、ナポリだ!」 イタリアメディア『Sky Sport』は、ナポリが同メディアに対しても16日夜、「選手が非売品」であることを主張したことを伝える一方、「コンテは試みを行うだろうが、彼の考えを変えることは簡単ではないだろう」と、慰留が困難であるとの見解を示した。 クヴァラツヘリアを巡っては、パリ・サンジェルマン(PSG)から1億ユーロ(約169億円)のオファーが舞い込んだが、ナポリ側が拒否したことが報じられている。ナポリでは、主将のジョヴァンニ・ディ・ロレンツォも今夏の退団を志願しており、コンテにとって難しい船出となる。