「一人一花運動」連携して推進 福岡県、福岡市〔地域〕
福岡県と福岡市は「一人一花運動」を連携して進め、「花による美しいまちづくり」に取り組む。市は2018年から一人一花運動をスタート。多くの市民、ボランティア、企業が協力して花壇で花を育てまちに彩りを添えている。賛同した県も加わり、今後は県全体の景観向上、県産花卉(かき)の消費拡大、イメージ向上を目指す。 県独自の施策として(1)市町村が住民や企業と共に花壇整備をする際の補助(2)市町村が花壇を整備する際の県産花苗購入への補助―などを来年1月下旬から行う。服部誠太郎知事は20日の記者会見で、「花の力で、誰もが住みたいと思う地域、優しい暮らし、世代間交流を生み出したい。県の進める(人と動物の健康と環境を重視する)ワンヘルスの理念にも通じている」と強調。 同席した高島宗一郎市長は「県全体に広がり笑顔の花を咲かせたい。この運動や、(実施予定の)福岡フラワーショーを通じて、花卉関連産業全体の発展も期待したい」と話した。