3月5日（現地時間）、アリゾナ州フェニックスでの古巣・エンゼルスとの一戦に姿を見せた大谷翔平（写真・AP/アフロ）

　英会話教室のECCと、大谷翔平の共同プロジェクトが話題を呼んでいる。その名も「SHOW YOUR DREAMS」。同社のブランドアンバサダーを務める大谷の発案で、2024年8月に小・中・高校生100名に対し、米国留学とホームステイをプレゼントする。 【画像あり】ECCのCMで対談する大谷翔平と花房雅博社長 　同社の花房雅博社長は、3月4日にMBSラジオの番組『こんちわコンちゃんお昼ですょ！』に出演し、プロジェクト実現までの経緯を語った。最初に大谷の案を聞かされた際、花房氏は「本当かなと思った」と明かした。驚くべきことに、費用はすべて大谷が負担するという。現在は円安のため、できるだけ費用を抑えようと、渡航先はニュージーランドやオーストラリアはどうかと花房氏は大谷に伝えたが、大谷は「全員、ロサンゼルス」を希望したという。 　応募は万単位が予想されるため、まずは抽選のうえ、課題のビデオメッセージと作文の内容を見て決めようと花房氏は考えたが、大谷は全部、見ることを要望。花房氏は「言うのは簡単なんですけどね、やるほうはたいへんなんですよね」と本音を漏らしつつも、「でも、真剣なんです。本当にそういう人間性だってことです」と、大谷の熱意を絶賛した。大谷は、プロジェクトを3年間続けたいと考えているという。 　全国の小学校へのグローブ寄贈に続き、スーパースターによる子どもたちへの“規格外”の心遣いに対し、SNSでは称賛が贈られた。 《流石大谷選手スケールが大きい！》 《大谷ドリーム　キターーーー》 《野球だけに留まらず　もう日本の未来を、担う　将来の子供たちの事まで　考えてるとは…　大谷翔平選手は　日本の今の政治家よりも　頼りになるのでは　なかろうか…？》 《子供達の未来への夢のお裾分け　素敵な試みですよね》 《大谷選手のすごいところは野球だけに特化していないところですよね！　視野の広さやものの考え方がしっかりしてる！！》 　大谷は花房氏との対談で、自身は家庭環境に恵まれて野球を続けられたが、「最初からそうではない子にも、チャンスを与えられるべき」と語っている。このプロジェクトからは、さまざまな分野のグローバル人材が育つに違いない。