年収400万円でも世帯年収1000万円でも「しんどい」…日本の平均年収「意外と知らない実態」
日本の平均年収でどんな生活ができるのか。 重版7刷とヒットしている新書『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』では、平均前後での暮らしを取り上げている。 【写真】家族旅行や習い事は「贅沢」…? 意外と知らない「体験格差」の実態 そもそも平均年収の内訳・実態とはどのようなものだろうか。
日本の平均年収の実態
まずは、事実の確認からはじめよう。 日本の平均年収は443万円であり、男性は545万円、女性302万円となっている(令和3年分「民間給与実態統計調査」)。 ---------- 1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は443万円(対前年比2.4%増)であり、これを男女別にみると、男性545万円(同2.5%増)、女性302万円(同3.2%増)となっている。 1年を通じて勤務した給与所得者の平均年齢は46.9歳(男性46.9歳、女性46.8歳)となっており、また、平均勤続年数は12.6年(男性14.2年、女性10.4年)となっている。(国税庁「民間給与実態統計調査」より) ---------- より細かくみていくと、正社員が508万円、正社員以外では198万円となっている。 正社員・正社員以外、男性・女性でも前年比で全体的に給与が上がっていることがわかる。 賞与については、平均が67万円(男性86万円、女性41万円)となっている。 ---------- 正社員(正職員)、正社員(正職員)以外などについてみると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は正社員(正職員)508万円(同2.6%増)、正社員(正職員)以外198万円(同12.1%増)であり、これを男女別にみると、正社員(正職員)については男性570万円(同3.6%増)、女性389万円(同1.4%増)、正社員(正職員)以外については男性267万円(同17.2%増)、女性162万円(同5.9%増)となっている。(国税庁「民間給与実態統計調査」より) ---------- ---------- 1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与443万円(男性545万円、女性302万円)の内訳をみると、平均給料・手当は377万円(男性460万円、女性262万円)で、平均賞与は67万円(男性86万円、女性41万円)となっている。(国税庁「民間給与実態統計調査」より) ----------