塩野瑛久”一条天皇”、約2,900人からの「お慕いしております」に照れる。大河ドラマ『光る君へ』ファン感謝祭レポート
吉高由里子「あと2話で終わってしまうのかと思うと嘘みたい」
続く質問コーナーでは、子どもの観客から「平安時代のご飯で何が一番美味しかったですか?」という微笑ましい質問が上がる。身分によって異なる人々の暮らしぶりが描かれている本作だが、食事の内容にもかなり差があったそうで、下級貴族の娘・まひろを演じた吉高は「にぼしを食べました。おいしかったです!」と回答。 対して、美味しいものをたくさん食べたという上級貴族の御曹司・道長を演じた柄本は「エビの揚げたもの。あれはとてもおいしかったです」と答え、その隣で吉高が羨ましそうな顔を見せていた。 そんな盛りだくさんの内容でファンを喜ばせた感謝祭。印象的だったのは、終始笑顔で会場を盛り上げていた吉高の姿だ。 まひろの父・藤原為時を演じた岸谷五朗は「吉高の優しさが溢れる現場でした。あなたの持っている魅力が今回の大河ドラマを優しいドラマにしてくれたと思っています」とビデオメッセージを寄せ、柄本も「見ていただいた通り、本当に仲の良いチームで、この空気を吉高さんに作っていただいた」と語るなど、主演として明るく現場を導いてきた吉高。 最後は「私が喋っちゃったら終わっちゃうよね。黙り切ろうかな(笑)」と名残惜しそうにしつつも、「すごく愛のある現場で、たくさんの経験をさせていただきました。あと2話で終わってしまうのかと思うと嘘みたいな気持ち。本当に愛おしい作品で、私の宝物です。あと2話、最後まで見守ってください。ありがとうございました!」と会場のファンに感謝を語り、イベントを締めくくった。 なお、今回のイベントの模様は12月14日(土)午後3:05~3:50にNHK総合にて放送される(12月15日午前10:30~11:15、BSにて再放送)。 【著者プロフィール:苫とり子】 1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。
苫とり子