ホラーイベントで温室内を歩く親子＝浜松市浜名区のはままつフルーツパーク時之栖

　浜松市浜名区の観光農園「はままつフルーツパーク時之栖」は10日、熱帯の果物や植物を栽培している温室を舞台にしたホラーイベント「怨室（おんしつ）のくぇだもの」を始めた。同園のイメージと異なる体験を楽しんでもらおうと2020年に一度企画したが、コロナ禍で頓挫し、4年越しに実現した。25日まで。 　捨てられた果物が温室で大切に育てられた果物に嫉妬し、けだものになって温室を乗っ取った―という設定のお化け屋敷。全長150メートルで、5カ所のチェックポイントを通って謎解きを行う。道中では、果物のお化けやさまざまな仕掛けが来場者を驚かせる。 　初日は親子連れら約200人が利用し、温室内に悲鳴を響かせながらゴールを目指した。家族で訪れた豊橋市の小学4年伊藤雄晟さん（9）は「お化けは怖かったけど、謎解きは面白かった」と笑顔を見せた。 　開催時間は午後5時15分から同8時45分まで。怖さの度合いは時間帯で3段階に分かれる。ホームページから事前予約が可能で、高校生以上1400円、小中学生750円。当日券は各プラス100円。午後5時より前に入園する場合は入園料が必要。