前川清さんと小林正樹さん

内山田洋とクール・ファイブのメンバーとして活躍した小林正樹さんが、老衰のため15日に亡くなっていたことを21日、レコード会社などが発表しました。81歳でした。 小林さんは、1943年1月1日生まれの長崎県佐世保市出身で、1967年に地元・長崎で『内山田洋とクール・ファイブ』を結成しました。その後、前川清さんがボーカルとして加入し、1969年2月に『長崎は今日も雨だった』でデビュー。同年の第11回日本レコード大賞で新人賞を受賞しました。

【メンバーのコメント全文】

前川 清＆クール・ファイブ

■前川清さん これまで芸能界で仕事をしてこられたのは、クール・ファイブのメンバーに加えてくれた小林さんのお陰であり、私にとっての恩人です。この度の突然の訃報にはとても驚き、残念でたまりません。昨年の10月、私と小林さんの故郷、佐世保での55周年コンサートに体調不良の中駆け付けてくれました。根っからのステージマンなので、痩せてヨロヨロしながらも立派に歌を唄ってくれて会場が大歓声に包まれました。それが最後になってしまいましたが、今も雄姿が目に焼き付いています。小林さんありがとう。感謝しかありません。 ■森本繁さん 小林さんとは、一番最初に出会って、仕事もプライベートもずっと一緒に過ごして家族以上にそばにいた人です。正直者で素直過ぎるので、生き方はあまりうまくなかったと思いますが、いい人でした。 ■岩城茂美さん 若い頃は仕事が忙しかったので、小林さんと森本さんと3人でいつも一緒にいました。こんなに早く逝っちゃって心残りです。もう少し生きてほしかった。 ■宮本悦朗さん 小林さんの素晴らしいお声が聴けなくなったので、リーダー亡き後、クール・ファイブも一層寂しくなります。