「このマンガを読め!」1位は川勝徳重「痩我慢の説」
マンガランキング「THE BEST MANGA 2025 このマンガを読め!」の結果が、本日12月24日発売のカルチャー誌・フリースタイルVol.62(フリースタイル)で発表された。1位に輝いたのは、川勝徳重「痩我慢の説」。 【画像】「痩我慢の説」(他3件) 「このマンガを読め!」はフリースタイルによる毎年恒例のマンガランキング特集。1位になった「痩我慢の説」は藤枝静男の同名小説を「アントロポセンの犬泥棒」「電話・睡眠・音楽」で知られる川勝が劇画タッチで表現した作品だ。リイド社のWebマンガサイト・トーチwebにて発表され、単行本は全1巻で刊行された。 2位以降はクワハリ原作による出内テツオ「ふつうの軽音部」、城戸志保「どくだみの花咲くころ」、泥ノ田犬彦「君と宇宙を歩くために」、世良田波波「恋とか夢とかてんてんてん」が続いた。20位までのランキング結果は本文末に掲載する。 なお「このマンガを読め!」は今年で20周年を迎える。これを記念し、Kindleでは12月25日16時59分までの24時間限定でフリースタイルVol.62を無料配信中だ。 ■ 川勝徳重コメント 劇画家デビューから苦節14年。 賞とは無縁の人生でしたが、ついに誉れある1位をいただいて、感激しております。父から言われた「艱難辛苦は汝を玉とす」という言葉を胸に、日々奮闘努力してまいりました。 拙著をお読みくださった読者の皆様、本の制作・販売に携わってくださった方々、そして何より藤枝静男様、本当にありがとうございました。 ■ 「THE BEST MANGA 2025 このマンガを読め!」 1位:「痩我慢の説」川勝徳重 / 藤枝静男(リイド社) 2位:「ふつうの軽音部」出内テツオ / クワハリ(集英社) 3位:「どくだみの花咲くころ」城戸志保(講談社) 4位:「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦(講談社) 5位:「恋とか夢とかてんてんてん」世良田波波(マガジンハウス) 6位:「SSSS すぎむらしんいち短編集」すぎむらしんいち(小学館) 7位:「ザ・キンクス」榎本俊二(講談社) 8位:「DUCKS 仕事って何? お金? やりがい?」ケイト・ビートン / 椎名ゆかり(インターブックス) 9位:「ヒストリエ」岩明均(講談社) 10位:「ボールアンドチェイン」南Q太(マガジンハウス) 11位:「アステリオス・ポリプ」デイヴィッド・マッツケーリ / 矢倉喬士 / はせがわなお(サウザンブックス社) 12位:「ゆめみるナッティー・ナンバーズ」佐々木マキ(亜紀書房) 13位:「偉人画報 三峯徹」金平守人 / 稀見理都(少年画報社) 14位:「しかし火事獅子歌詞可視化」問松居間(講談社) 15位:「佐々田は友達」スタニング沢村(文藝春秋) 16位:「悪魔二世」志波由紀(KADOKAWA) 17位:「女の園の星」和山やま(祥伝社) 17位:「棕櫚の木の下で」メグマイルランド(マガジンハウス) 19位:「ハヴィラ戦記」みのすけ(集英社) 20位:「いやはや熱海くん」田沼朝(KADOKAWA)