宝塚歌劇団、公演チケットの不正転売 公式HPでも伝え、声明も
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は5日、チケットの不正転売で、警視庁多摩中央署から、横浜市の2人が書類送検されたことを受け、公式ホームページに声明をアップした。 劇団は「警視庁は、宝塚歌劇公演チケットの高額転売を行ったとして、容疑者2名をチケット不正転売禁止法違反の容疑で書類送検したと発表しました」と報告した。 さらに、19年に「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が施行され、「弊社が主催する宝塚歌劇公演のチケットは、上記の法律に定める特定興行入場券として販売していることから、違反者は『1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金又は併科』に処される可能性がございます」と指摘。 同劇団では「今後も継続して転売ウェブサイト等への出品者や転売業者に対し、厳正な措置をもって転売対策に取り組むともに、警察の捜査へ全面的に協力してまいります」とした。 ファンに向けては「皆様におかれましては、法律や宝塚歌劇のチケットに関する利用規約を正しく守っていただきながら、宝塚歌劇をご観劇賜りますよう、あらためてお願い申し上げます」と求めた。 同署などによると、2人は21年3月~今年6月ごろにチケットを高額転売していたとみられる。