静岡県藤枝市の小学校にネコの頭 保護者に広がる不安 4日には袋井市 2023年8月には掛川市でも
新たに静岡県藤枝市の小学校でもネコの頭が見つかったことを受け、児童の登校時間に合わせて警察などが警戒にあたりました。 船引とわ記者 「ネコの首は鉄棒と木の間あたりで見つかったということです。あたりは草が生い茂っているわけではなく、なにか物が落ちていればすぐに気づくような場所です。」 13日午後4時ごろ、藤枝市立葉梨小学校で小学2年の児童が、ネコの頭部をグラウンドで発見しました。 近くで働く人: 「きょう朝警察が来て知ったんですけど、防犯カメラを何か所かとりつけているので、それを見せてほしいとこられました。ちょっと不安になっているのは確かです」 警察によりますと、ネコの頭は握りこぶしくらいの大きさで、周辺に血痕はなく、胴体部分は見つかっていません。 静岡県内では、12月4日にも袋井市の笠原小学校でも腐敗したネコの頭部が放置されているのが見つかっていて、現場近くでは胴体も見つかっています。 2023年8月には掛川市の小学校でも、頭部と左の前足が切断されたネコが見つかっています。 藤枝警察署生活安全課 大石勝宏課長: 「関連性はまだはっきりしていないので、今後ともしっかりと捜査の方も継続していきたい。警察としては常時警戒活動ということでやらせてもらう。
事件が発覚して初の登校日となった16日、葉梨小学校の通学路では、登校時間に合わせて警察官や保護者、地域の人たち、およそ50人が警戒にあたりました。 藤枝市立葉梨小学校 新宮広己 校長: 「子どもたちが安心安全に笑顔で過ごせるよう、私たちもいつも通りの生活ができるように気を配っていきたいと考えている。」 保護者からは不安の声が・・・。 保護者: 「怖いですよね、一言。やっぱりその動物虐待からエスカレートするっていうのが一番怖いことなので、やんわりとその子どもには伝えてはいますけれども。だから一人ではいないようにっていうことは伝えている。」 警察は袋井市の事件との関連性も含め、何者かが猫の首を切断した可能性もあるとして、動物愛護法違反などの疑いも視野に捜査しています。