アルメニア、「タイプA」パビリオンを断念 デザイン決定後に異例の決断 建築家「残念」
タイプAは資材価格の高騰や慢性的な人手不足などで希望する国が60カ国から現在51カ国まで減少。このうち11カ国は建設業者が決まっておらず、決定済みの8カ国でも未着工の状態が続いている。
アルメニアはタイプAの中でも最も小さい規模となる敷地面積900平方メートルでの建設を予定していたが、未着工の国の中にはこれよりも大きい国も含まれているとみられる。タイプAを実現できるのは30~40カ国程度との当初希望していた国の半数程度にとどまるとの観測もあり、今後断念する国の増加が懸念される。(清水更沙)