市内唯一の『分娩機能休止』を受け「早急に直ちに支援制度を設計」新潟県村上市
新潟放送
新潟県村上市にある唯一分娩ができる『村上総合病院』が、2025年3月中旬からの「分娩機能休止」を14日に正式発表したのをうけて、村上市の高橋邦芳市長は15日の会見で、早ければ今年度中にも支援を始めるとしました。 【写真を見る】市内唯一の『分娩機能休止』を受け「早急に直ちに支援制度を設計」新潟県村上市 「徹底的に維持、継続を願ったわけではありますけども、なかなかそれが叶わなかったということは、改めて大変遺憾に思っているというところであります」 村上総合病院を運営する『JA新潟厚生連』は深刻な経営危機に陥っていますが、病院側では、休止の大きな要因は少子化に伴う分娩数の減少だとしています。 JA新潟厚生連によりますと、村上総合病院での分娩数は、2021年度に149件、22年度は130件、2023年度が117件と年々減少し、2024年度は72件の見込みとなっています。 村上市の高橋邦芳市長は、市内唯一の分娩機能がなくなることから、他の病院で分娩する場合の交通費用の補助や、産前産後のケアへの支援策などを検討していくとしました。 「今度中にも措置をしなければならない。早急に、直ちに、そういう“支援制度”の設計をさせていただきたい」 村上市では、他の自治体などと一緒に、新潟県に対して引き続き支援を求めていくということです。
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