厚東川中「夢太鼓」で大舞台へ 22、23日に全国中学校総合文化祭【宇部】
厚東川中(岡村一利校長)の全校生徒52人が、22、23日に下関市民会館などで行われる第24回全国中学校総合文化祭に出場する。2年ぶり3回目の大舞台で、伝統の「厚東川中夢太鼓」を披露する。 総文祭は中学生の文化の祭典。同校は23日、舞台発表の部に出演する。「夢」の文字が記されたTシャツを身にまとい、和太鼓だけでなくたるや竹も鳴らしながら13分間の演奏を披露する。 6月から放課後に4班に分かれて練習を始めた。2、3年生が1年生に持ち方や構え方、たたき方を指導。慣れてくると体育館で合同練習を行った。夏休み中は週4日の練習に取り組み、自主練習にも励んできた。 本番を間近に控えた20日も同校で通し練習を行い、宇部太鼓の齋藤博会長にバチさばき、リズム、手の角度を確認してもらった。真剣な表情で練習に打ち込み、気迫あふれる演奏と掛け声が体育館に響き渡った。 2年前にも大舞台を経験した太鼓隊長の藤田翔太郎君(3年)は「本番に向けて準備はできている。重心移動に重点を置いて練習した。自分たちの熱意を伝えたい」と力を込めた。