スーツに派手な靴下は愚の骨頂！ 79歳が命をかけて伝え得たい「紳士の着こなし」
コーデは靴下の色から決めるのだ!
オフィスカジュアルが浸透している今日、日本人のビジネススタイルは大きく変化しつつあります。しかし、メンズファッションの根本の美しさというものはいつの時代も変わらないはず。 【動画】79歳が教えるスーツと靴下の基本「合わせるべきは色味だった」 今回はそんな「究極のスーツスタイル」をどのように作り上げていくのか、そのコーディネート術を服飾界の大御所である赤峰幸生氏が解説していきます。
靴下にも細心の注意を
靴下はスラックスに隠れるからと思って適当なものを履いていませんか? ダサい靴下がチラッと見えた時ほどガッカリしてしまう瞬間はありません。ましてや素足なんて愚の骨頂ですよ! 故に靴下こそ全体のコーディネートを考えるうえで注意しなければならないのです。ということで今回は靴下を中心に全体を考えていきます。
スーツスタイルでは色合わせが最も重要な要素の一つになりますが、今回はオレンジを基軸にコーディネートを組んでいきたいと思います。 まず、オレンジの靴下を履いたらグレーのスーツを合わせます。オレンジとグレー?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、ここから他のアイテムを使って全体としてまとまりのあるコーデにしていきます。
次にネクタイです。ベージュの下地にオレンジの水玉模様が入ったものを選ぶことで靴下とスーツの間を取り持つような効果が期待できます。 さらにブラウンのベルトをすることで茶からベージュ、ベージュからオレンジ、オレンジからグレーというふうに全体の調和が生まれ始めます。 ちなみにシャツは襟ボタンやダーツ、ポケットなどがない通常のタイプで結構ですが、重要なのが袖丈です。直立した時、スリーブが手の甲の間接まであると手首で締めた時に美しいゆとりが生まれ、望ましいです。
もう一つオレンジで色をかぶせたいのでスカーフを採用します。オレンジのスカーフを首に巻いてコーデの上下を同色で挟んであげましょう。 ベージュのコートを羽織ったら最後に靴です。チョコレート色の革靴を履いてベルトに対応。さらに靴下のオレンジとの相性も良く、上手く全体がまとまりました。 これで完成! いかがでしたか? 究極の美しさは流行に左右されず、故に追い求める価値があると思っています。ぜひこれを参考にスーツスタイルを一考してみてくださいね! Text:FORZA STYLE
