【木村和久連載】スムーズな進行と他者への迷惑解消へ、「ビギナールール」の活用を!
つまり、正式なハンデキャップ取得のプレーでさえ、条件が悪い場合には6インチ以内にボールを置き直してプレーできる、ということです。もちろん、そういうプレーでスコア提出したときは、ハンデが少し下がりますが、でもちゃんとハンデキャップはもらえます。 初心者がたまにナイスショットをして、フェアウェーのど真ん中にボールが飛んでいきました。ところが、落下地点に行ってみると、ディボット跡のなかにボールがあったりして......。ベテランは「これもゴルフだ」と言いますが、ビギナーはそんな"マイナス運"まで引き受ける必要はないと思います。 あんまり緩いことばかり記していると、ゴルフに厳しい方からおしかりを受けるので、これぐらいにしておきますけど、昔の人はルール以前に、飲酒と喫煙をしながらラウンドし、さらに賭けゴルフまでしていたんですよ。そんな法律を破ってラウンドをしていた人々に、「ちゃんとルールを守れ」なんて言われたくないですよね。 今や、ニギる人がほとんどいなくなりました。実に健全で気分がいいです。
木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa