高市経済安保相、きょう出馬会見へ 自民党総裁選告示まで3日
日テレNEWS NNN
告示まで3日となった自民党総裁選挙ですが、9日は午後から高市早苗経済安全保障担当相が立候補会見を行います。 今回、2度目の出馬となる高市経済安保相。保守層からの支持と政調会長や複数の閣僚経験で培った政策力を武器に、初の女性総裁を目指します。 高市経済安保相 「役所の仕事キツいです今。総裁選挙の時も会議とか…両立できるように頑張ります」 9日午後2時からの出馬会見では、「日本列島を強く、豊かに」をキーワードに掲げます。高市氏は周辺に「メーンは経済政策になる」と話しています。 具体的には「食料安全保障」や「エネルギー安全保障」を強化する分野への積極投資。さらに、「令和の省庁再編」も掲げるということです。また、アベノミクス路線を継承する形で積極財政路線の重要性を強調する考えです。安全保障政策では防衛力強化の重要性を強調し、自らが目指す「国家像」を説明する考えです。 高市氏の強みは、経験と政策実行力です。陣営幹部も、「政策を自分で考えて実行する力は高市さんが一番」と話しています。さらに、党員党友を対象とした日本テレビの独自調査では、1位の石破氏に続き2位の小泉氏と僅差で3位となるなど、保守層を中心に党員の一定の支持も強みです。 一方、弱みは国会議員票の支持です。前回の総裁選では、安倍元総理の後ろ盾があり安倍派の多くが支持に回りましたが、今回はそのバックアップはありません。さらに候補者が乱立する中で、他にも保守系の議員が立候補して票が分散するとみられます。ただ、陣営からは「政策を聞いてもらえれば伸びしろはある」との声が出ています。