東海 2週間天気 明日12日は冷たい雨もその後は晴天が続く 週後半は気温上昇
雪崩(なだれ)の前兆に注意
なだれは時に、人命を奪いかねない危険な現象です。なだれには前兆となる現象があります。新潟県土木部砂防課によると、次のような現象が現れたときに、なだれの危険があります。 「雪庇」 山の尾根からの雪のはり出し。はり出した部分が雪のかたまりとなって斜面に落ちることによって、なだれにつながる危険があります。 「スノーボール」 斜面をコロコロ落ちてくるボールのような雪のかたまり。雪庇などの一部が落ちてきたもので、なだれにつながる危険があります。たくさんあるときは特に注意が必要です。 「クラック」 斜面にひっかきキズが付いたような雪の裂け目。積もっていた雪が緩み、少しずつ動き出そうとしている状態。その動きが大きくなると全層なだれが起こる危険があります。 「雪しわ」 ふやけた指先のような、しわ状の雪の模様。積もっていた雪が緩み、少しずつ動き出そうとしている状態。積雪が少なくても起こり、全層なだれが起こる危険があります。 そのほか、なだれ予防柵から雪がはり出していたり、斜面にもとの地形が分からないほど平らに雪が積もっていたりする場合にも、なだれの危険があります。 こうした現象が見られたときは大変危険ですので、絶対に近づかないようにしてください。
2週間天気後半:19日(火)~24日(日)
19日(火)以降、24日(日)頃までは広い範囲で天気が崩れる日はないでしょう。西高東低の気圧配置や高気圧圏内の日が多く、太平洋側の地域を中心に、おおむね晴れの天気が続く見込みです。一方、岐阜県山間部は、曇りや雪の日が続き、スッキリしないでしょう。 強い寒の戻りとなる日は今のところなさそうですが、北風が冷たく寒い日がありそうです。最低気温・最高気温ともに平年を少し下回る日が多いでしょう。朝晩はこの時期としては冷え込むため、まだまだダウンコートが活躍しそうです。また、日ごとの寒暖差、一日の中での寒暖差が大きいでしょう。調節しやすい服装でお過ごしください。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ