「スゴイカタイアイス」の幻の固さは自宅で再現できるのか? 東海道新幹線のワゴン販売終了で
10月31日に惜しまれつつも終了した、新幹線の車内ワゴン販売。特にネット上で「シンカンセンスゴイカタイアイス」と呼ばれていたスジャータのアイスクリームは、筆者も新幹線に乗車する際には必ず食べており、あの独特の固さのファンの1人だ。 【写真】スゴイカタイアイスが買える自動販売機 そのアイス、実は新大阪など新幹線のホームに自動販売機が設置され、気軽に買えるようになった。とはいえ、あの固さが重要ポイントだが・・・。車内販売と同じく、自動販売機でも維持されているのだろうか? 「JR東海」の広報担当者に訊いてみた。 ■ あの固さはどうやって作られている? ──自動販売機でもアイスの固さは維持されているのでしょうか? 残念ながら・・・自動販売機で販売しているアイスは、ワゴン販売のものほど固くないと思われます。 ──そうなんですね・・・。あの固さを再現する方法はありますか? 再現できると断言するのは難しいのですが、新幹線では販売する際にはドライアイスでしっかりと冷やしております。アイスの周りをしっかり囲うのがポイントです。
どうしても食べたくて、やってみた
愛しの「シンカンセンスゴイカタイアイス」を再現すべく、東海道新幹線「新大阪駅」のホームに設置されている自動販売機でアイスクリームをゲット(ちなみにアイスは新聞紙で包んでから保冷剤を入れた保冷バッグに入れて持ち帰りました)。 一旦自宅の冷凍庫でしっかり冷やしてから、実験をスタート。まずは一度固さをチェック。新幹線で販売されているものほどの固さはなく、スッとスプーンが入る。 ではさっそくアイスを保冷バッグに入れて、近所のスーパーで購入したドライアイスで周りを囲んで準備完了。5分ほど冷やしてから、固さをチェックしてみると、スプーンが刺さらない固さに・・・! アイスを入手する手間はあるものの、意外と簡単に固さを再現することができた。どうしてもあの固さを求めたい方は、ぜひドライアイスで周りをしっかりと冷やして、楽しんでみては。 ちなみに新幹線に乗車する際には自動販売機(東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪の6駅のホームに設置されている)のほか、グリーン車内ではモバイルオーダーにて同商品を購入することも可能。モバイルオーダーでのアイスの固さについては、「保冷はドライアイスを使っていますが、固さについてはお客さま自身でお確かめいただけますと幸いです」(担当者)とのこと。 また、ECサイト『JRーPLUS オンラインショップ」でもスジャータのアイスが販売されており、ドライアイスで冷やした状態で届くため、自宅でも気軽に固いアイスが楽しめる。 取材・文・写真/野村真帆