【ハイライト動画あり】日本大学セコナイア・ブルが大暴れ。若手躍動の立教大学を降し2連勝。関東大学春季大会Bグループ
フィジカリティを活かしてハットトリックを決めた。モール・ディフェンスでは長い手を伸ばして絡み、ターンオーバーを起こした。 【ハイライト動画】 日本大学 vs. 立教大学
大車輪だったのは日本大学の4年生、フィジー出身のLOセコナイア・ブルだ。
第13回関東大学春季大会Bグループ。5月12日(日)は、1勝の日本大学(昨季リーグ戦6位)が、本拠地グラウンドで、2敗の立教大学(昨季対抗戦6位)を迎え撃った。
前半は風上に立った立教大が奮闘した。
アタックを牽引したのは2年生のFB大畑咲太。持てばスピードと好判断でゲインする178センチ81キロの19歳が、再三ラインブレイクをみせた。
しかし日本大は組織ディフェンス、分厚いフォローで勝り、チャンスを得点に繋げさせない。前半4分にはLO岡亮太のタックルからLOセコナイア・ブルがジャッカル成功。両ロックの守備連携からエリアを戻した。
すると相手PKから敵陣に入った日本大が先制トライ。
背番号8で先発の四宮勇斗主将がモール最後尾でグラウンディング。立教大はラインアウトの前を狙って競ったが、スティールに失敗し、モールで後手を踏んだ。
7点を追う立教大は、相手の2度ダイレクトタッチで敵陣に入るが、肝心のラインアウトが不安定。再三のチャンスを活かせない。
すると日本大は前半19分、自陣から約2分半の連続攻撃をくりだす。
日本大はアウトサイドで4年生CTBジョアペ・ナコを走らせる。LOブルと共に、大分市が2016年締結のフィジー青年スポーツ省との連携協定で来日(大分東明高校に入学)したバックスの大砲だ。が、ここは立教大のトイメンCTB江田優太が好タックルで止めてみせる。
しかし振り戻しのアタックで、LOブルが突破。その後相手ゴール前でノックオンがあったに見えたがプレー継続となり、敵陣でFWを中心に圧力。最後はふたたびLOブルが豪快な突進で、チーム2本目を奪った。
前半の立教大はディフェンスが光った。
ここまで2戦合計で129失点を喫していたが、速いリロード、的確なタックルで崩れない。前半30分にはPR八代デビット太郎のジャッカルで攻撃を食い止めた。