ジェームズ・ガン、『ピースメイカー』ラストに登場したあのチームの問題はシーズン2で「対処する」と語る
ジェームズ・ガン、『ピースメイカー』ラストに登場したあのチームの問題はシーズン2で「対処する」と語る
ジェームズ・ガンの率いる新生DCユニバース(DCU)が、2024年12月5日にMaxで配信開始となる大人向けアニメシリーズ『Creature Commandos(原題)』でもうすぐ幕を開ける。ガンと共同CEOのピーター・サフランがDC Studiosのトップに就任して以来、かつてのDCユニバースに属した映画やドラマシリーズの何が正史として引き継がれるのか、そもそも引き継がれる部分はあるのか、という疑問はしばしば浮上してきた。 「ピースメイカー」画像・動画ギャラリー どうやら、『Creature Commandos』より前の作品は少数の例外を除いて、ほとんどがストーリーの連続性から外されるようだ。ジェームズ・ガンがIGN USに対して語ったところによると、『Creature Commandos』とその後のDCU作品に登場しないものは、基本的には確実な正史とはみなされないという。 「『Creature Commandos』では、キャラクターが『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』や『ピースメイカー』で起きた出来事について話すのを聞くことになるでしょう」とガンは説明する。「ということは、それらの作品は必然的に正史になります」 例として、ショーン・ガンが声を担当したウィーゼルというキャラクターを挙げてみよう。ウィーゼルは、ガンが監督した映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に登場し、ポストクレジットシーンで意外にも生存したことが確認されていた。そして彼は、アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)が厳選した別のはみ出し者の傭兵チーム、クリーチャー・コマンドーズの一員として戻ってくることになる。 またガンは、ドラマ『ピースメイカー』のワンシーンが少なからず混乱を招いていることも認めた。それは、シーズン1の最終回でジャスティス・リーグが到着するものの、救出には少し遅すぎたというシーンだ。ジェイソン・モモア演じるアクアマンとエズラ・ミラー扮するフラッシュも、このシーンで短いながら笑えるカメオ出演を果たしたが、問題は、彼らが新たなDCUではなく、かつてのDCEUで活躍したジャスティス・リーグだという点だ。 「実際のところ、『ピースメイカー』はほとんどすべてが正史です。例外はジャスティス・リーグですが……これについては『ピースメイカー』の次シーズンで対処するような形になるでしょう」とガンは請け合った。 ガンは今回のコメント以前にも、『ピースメイカー』シーズン2が新DCUの正史扱いになることを明かしていたが、シーズン1については、前述したポストクレジットシーンの存在もあって混乱が残っていた。 この矛盾が実際にどのような形で解消されるかはまだわからない。『ピースメイカー』シーズン2は現在撮影中で、2025年8月にMaxで配信開始予定。また、デヴィッド・コレンスウェットがクラーク・ケント/スーパーマン役、レイチェル・ブロズナハンがロイス・レーン役を演じるガン監督のリブート版『Superman(原題)』は現在ポストプロダクション中で、2025年7月11日に米国公開が予定されている。なお、この両作にリック・フラッグ・Sr.役で出演するフランク・グリロが、『Creature Commandos』では同じ役で主演を務めることにも注目すべきだろう。 アニメシリーズ『Creature Commandos』は全7話構成。グリロのほか、以下のキャストが声優として参加する。 マリア・バカローヴァ デヴィッド・ハーバー アラン・テュディック インディラ・ヴァルマ ショーン・ガン ゾーイ・チャオ スティーヴ・エイジー ヴィオラ・デイヴィス ピースメイカー U-NEXTの無料トライアルで観る ↗
Scott Collura