Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング13位。収益や観客数は満足も…。ピッチで結果が出ない名門
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングを順位ごとに紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
13位:ジュビロ磐田(188) 2024リーグ戦成績:18位(J1) 2024シーズンホームグロウン人数:10人(8位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数: 13,817人(16位) 2023年度営業収益:約42億5400万円(12位) 2023シーズンにJ2で2位となりJ1復帰を果たしたジュビロ磐田だったが、1年でJ2に逆戻りとなった。FWジャーメイン良が19得点を挙げ、シーズン序盤は順調な滑り出しを見せたものの、攻撃がエース頼みの単調さを露呈し、最終的に18位でシーズンを終えた。 2024シーズンの1試合平均観客数は13,817人でリーグ16位。J2時代の2023シーズン(10,446人)から大幅に増加している。本拠地ヤマハスタジアムの収容人数15,165人を考慮すれば、観客動員数は高い水準といえる。 営業収益は12位の約42億5400万円で、前年度から約10億2200万円と大きく増加した。 ホームグロウン選手のシーズン開幕時登録人数は10人で、リーグ7位とこちらも高水準。松原后、上原力也、鈴木海音など、クラブの育成組織出身の選手が主力として活躍している点は大きな強みだ。 2025シーズンからは前横浜F・マリノス監督のジョン・ハッチソンが指揮を執ることが発表された。財政基盤や育成力が整っているクラブであるだけに、早期のJ1復帰が期待される。
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