旧交温め健勝願う 上宇部中同窓会、60年式典と懇親会【宇部】
昨年60周年を迎えた上宇部中同窓会の記念式典と懇親会が12日、国際ホテル宇部で開かれた。卒業生や関係者280人が出席し、旧交を温めて互いの健勝を願った。同式典実行委員会(早野敦委員長)主催。 全校レベルでの開催は50周年の2013年に続いて2回目。新型コロナの感染拡大に配慮し、1年延期した。 亡くなった同窓生に黙とうをささげた後、早野委員長が「人間でいえば還暦の節目を皆さんと祝うことができ、うれしく思う」とあいさつ。来賓として第11代校長の井上武彦さんが「在任当時、校庭に昔の炭鉱の坑道とみられる大きな穴が開いた。コンクリートで人工地盤を造るのに、校舎を新築するほどに高くついた」と秘話を明かす一幕もあった。 親睦会は記念誌委員会の能美朗委員長の乾杯でスタート。アトラクションとして吹奏楽部の生徒とOB36人が「高校三年生」「北国の春」「上宇部中校歌」など8曲を演奏した。5年前に67歳で歌手デビューした福田きくおさんも祝宴に花を添えた。 宇部産の新米やフルーツ詰め合わせ、宝くじなど豪華賞品が当たる大抽選会もあり、大いに盛り上がった。