21世紀枠 ふたば未来学園を推薦 一般推薦、聖光学院など 県高野連 /福島
県高野連は7日、福島市で理事会を開き、来春の第97回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の「21世紀枠」の県推薦校に、ふたば未来学園を選出した。一般推薦校には、秋の県大会の上位3校で、東北大会に出場した聖光学院、東日大昌平、学法石川を選んだ。センバツ出場校は来年1月24日の選考委員会で決定される。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ふたば未来学園は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で大きな被害を受け、五つの高校が休校となった双葉郡の教育環境再整備を目指し、2015年に創立した県立高。19年には中学も併設された。今秋の県大会では公立勢で唯一、4強に勝ち残るなど近年の安定した成績や、復興のシンボル的存在となっていることなどが評価された。 遠藤太監督は「秋の県大会では目の前の試合に集中できていた。推薦されうれしいが、緊張感も増してきた。日々、精進するしかない」と話した。 21世紀枠は今後、東北6県の推薦校の中から候補校1校に絞られ、全国9地区の候補校から来年1月の選考委員会で2校が選ばれる。【西川拓】