【オートレース】森且行、G2最終日は5着~浜松記念曳馬野賞
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は23日、静岡県浜松オートレース場で開催中のG2「第2回浜松記念曳馬野賞」最終日・第5レース「一般戦」に出走。雨が降る中、8車立ての大外8枠から発進して前を追って行く展開に。足色自体は悪く映らなかったが、走路が濡れると後ろから追いにくくなる浜松独特のコース特性に翻弄されて最後は5着でゴールイン。勝ったのは森と同じ25期生で逃げた戸塚茂だった。 差し足が生きない浜松のウエットなコースには森もひたすら苦笑いを浮かべるしかなかった。「いやあ~、う~ん、もう滑って仕方なかったです。スベスベ&ヌルヌルで大変でしたよ~。前に全く追いついていけなかったし、特に直線が滑りまくっていました。だから、コーナーにつなげていけないんですよね。まあ、こんな走路じゃあ仕方ないのかなあ」 今シリーズは5戦を消化して初日から5、5、4、1、5着の成績だった。「そうそう、エンジンは悪くなかったんだよね。準決勝戦には乗れませんでしたが、1着も取ることができたし、まあ良しでしょう!あとはエンジンが短いというか、足に幅がないんですよ。だから、突っ込みにくい。キャブもやったし、電気もやったし、カムも確かめたけれどだめでした。新しいシリンダーを買ってあるので、次はそこを換えてみようかな」 遠州の地へやって来ても、働き者の本人が言うように今シリーズもあらゆる箇所に手をかざして、調整の限りを尽くした。その姿を遠目から眺めていた飯塚の岩見貴史は「森さんってオートレースが本当に好きなんだなあって伝わってきますもんね。だめな時ほど何かやっちゃうんですよ。それ、すご~くわかります。もう、森さんの人柄ですね!」と尊敬のまなざしを作って、感嘆混じりにそうつぶやいていた。 次回は地元川口に戻って、昼開催(6月30日から7月3日)に出走する予定だ。「あ~っ、次は昼間かあ~。滑るだろうし、いやだなあ(苦笑い)。でも、また頑張りますよ!」
報知新聞社