「騎手のデータ」は馬券を購入するうえで、どれだけ意味のあるものなのか?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第131回
そして今回の本題でもある騎手のデータ。 騎手は競走馬ほどの移り変わりはありません。何十年も騎乗しますから、競馬場の相性、距離の相性、ピンポイントのレースの相性もあります。 「長距離は騎手で買え!」なんて格言もありますが、やはり上手な騎手ほどミスは少ないです。長ければ長いほど実力が反映されるってことだと思います。 例えば、麻雀でも上手い人とそうでない人は長くやれば長くやるほど成績に差が出ます。1局では信頼できるデータになりませんし、短期決戦では実力と成績がマッチしないことも多々あります。データは蓄積すればするほど信憑性を増すのは確かです。 「ではその日誰が勝っているのか?」「どの騎手が調子が良いのか?」についてですが、これはあくまで流れとしか言えないですね。 仮にルメールがめちゃくちゃ勝っているとしても、堅い1番人気の馬ばかりに乗っていたら割と当たり前の結果になるし、だからといってルメールが人気薄に乗っていても来るのかといえば、それは違うでしょう。 ただ、証明は出来ませんが、「流れに乗ってる」というのはあると思います。 風が吹いてるみたいに言うこともありますが、逆もまたしかり。流れに乗ってない、風が吹いていない、全てが裏目になるということもあります。 個人的には、麻雀やポーカーなどではそういう流れを一応加味します。加味した上でどうすべきかの判断を下します。 馬券にしてもあるのでしょうね。確かに当たる日は連続的中する時はあるし、本命が出遅れる、4着ばかりという日もあります。実際、今週の土日は全く当たりませんでした。そんな時は僕の予想の逆張りをするのもいいかもしれませんね。 ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ