鵬学園「北陸に勇気を」 インターハイ出場、全農とやま激励
能登半島地震の影響で、射水市内の民宿で3月末までの2カ月間合宿し、全国高校総体(インターハイ)出場を決めた鵬学園高サッカー部(七尾市)の激励会は22日、富山市の県農協会館で開かれた。期間中、部員を食事の面で支えたJA全農とやまが企画した。竹内孝誠主将は「苦しい時期に支えてくれた人たち、能登や北陸に勇気や笑顔、感謝の気持ちを与えられるよう頑張る」と意気込んだ。 激励会には選手18人と赤地信彦監督が出席した。JA全農とやまは富山県産のコシヒカリを60キロ、とやまポークロース肉を豚1頭分、県産ハトムギと大豆を使った「はとむぎ豆乳飲料」を150本を贈った。 西井秀将本部長は「困った時はお互い様。結果以上に最後まであきらめず全力を尽くしてほしい」と励ました。赤地監督は「2カ月間の生活があったからこそ、決勝で失点しても選手は前を向いていた。サポートに感謝している」と話した。 鵬学園は射水市の民宿「青山・有磯亭」で合宿していた。JA全農とやまは、モンゴル代表監督を務める大塚一朗氏(元富山一高サッカー部監督)から合宿参加者への食材提供の依頼を受け、平日昼にキッチンカーを出し、夜は食材を提供した。鵬学園高は石川県高校総体決勝で星稜に3-1で逆転勝ちし、初優勝した。