再結成もすぐにトラブル発生の『オアシス』…「今度はツーショットで笑顔を」の思いもファンは半信半疑
チケットは100万超に高騰
英バンド『オアシス』再結成に世界中が盛り上がっている。メンバーであるノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー兄弟の確執は15年にも及んだが、8月27日に同バンドの公式SNSがライブを告知。来年夏、イギリスとアイルランドで17公演の開催を発表した。 【貴重な笑顔】すごい!ファンの声がけに笑顔で応えるリアム・ギャラガーの貴重なショット 「ファンの盛り上がり方は異常とも言えるほどで、8月30日よりオンラインでの先行販売が始まるとすぐに転売サイトで売られ始めました。あまりの人気に『オアシス』は9月4日、Xでイギリスでの2公演追加を発表。追加公演のチケットは『段階的かつ招待制の抽選』を通して販売されるとしました。 というのも、1回目のチケット販売が開始されると同時に購入希望者が殺到して、導入された『ダイナミックプライシング』により価格が急激に引き上げられたという経緯があります。現地の報道によると、当初1枚100ドル前後で販売されていましたが、7800ドル(円換算だと約112万円)の値が付いたものまであるそうです」(音楽雑誌編集者) 「ダイナミックプライシング(dynamic pricing)」とは、商品やサービスの価格を需要と供給のバランスに合わせて変動させる価格戦略のことで、ファンからは、《世界中のファンが殺到するのだから需要と供給のバランスが合わないのはわかっていたこと》《公演当日まで兄弟が仲違いしないとも限らない上、公演中止になってもどうせ払い戻しもないだろう。金儲けできる時にしとけということか》などと批判が噴出していた。 「ただ、『オアシス』のメンバーは9月4日夜に、ダイナミックプライシング導入については知らされていなかったと釈明していますが、再結成にケチをつけたことは間違いありません」(前出・編集者) ◆唯一の懸念は….. 常にトラブルがつきものの彼らだが、日本のファンの間では、当然来日公演の期待が高まっていると思われる。 「追加公演ではヨーロッパ以外の場所でも行う予定だと明言しています。日本へは’09年の苗場スキー場での『FUJI ROCK FESTIVAL ’09』が最後。それ以降、単独での来日は何度かあり、その度にすごい盛り上がりを見せていました。親日家でも知られる兄弟ですから現時点では期待したいですが、’00年と’02年の福岡公演では、原因は不明ですが、リアムがライブ途中にもかかわらず舞台から勝手に去ってしまうということがありました。 単独公演ではこういったことはないので、ここから1年先まで2人が再び仲違いしないことを願うのみです。いずれにしろ、日本公演は実現するとしてもかなり先のことになるので、日本のファンは結構冷静に状況を見守っている印象です」(所属音楽会社の日本関係者) これまで、単独で来日を果たすたびに『FRIDAY』は2人の姿をキャッチ。ファンを前にご機嫌な様子を見せてくれていた。『オアシス』で日本公演が実現した暁にも、このような微笑みを浮かべてほしいものだが──。
FRIDAYデジタル