2年連続で前十字じん帯断裂のミリトン…約3週間前に“前兆”を感じるもドクターが異常を見抜けず?
右ひざ前十字じん帯断裂および両半月板損傷と診断されたブラジル代表DFエデル・ミリトン(レアル・マドリード)は、セルタ戦で負傷の前兆を感じていたようだ。11日、スペインメディア『Relevo』が伝えている。 現在26歳のミリトンは、母国ブラジルの名門サンパウロでプロデビュー。2018年8月にポルトへ移籍し欧州上陸を飾ると、1年目からレギュラーに定着してリーグベストイレブンに選出された。2019年3月には、DFとしてクラブ史上最高額となる5000万ユーロ(約82億円)でレアル・マドリードへと完全移籍。これまで公式戦172試合出場12ゴール4アシストを記録しており、3度のラ・リーガ優勝や2度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献してきた。 昨季のラ・リーガ開幕戦で「“左ひざ”前十字じん帯断裂」の重傷を負い、シーズン終盤に約8カ月間の長期離脱を経て復帰したミリトン。しかし、迎えた今シーズンも9日に行われたラ・リーガ第13節オサスナ戦にて「“右ひざ”前十字じん帯断裂および両半月板の損傷」を負ってしまい、2年連続での長期離脱を強いられることになった。レアル・マドリードは現在オーストリア代表DFダヴィド・アラバも負傷離脱中。センターバック(CB)の枚数が不足する厳しい状況に追い込まれてしまったが、ミリトン自身は大ケガの前兆を感じ取っていたという。 同メディアによると、先月19日に行われたラ・リーガ第10節セルタ戦で先発したミリトンは、前半の段階でひざに違和感を覚えていたようだ。チームドクターはハーフタイムに処置を行いつつ、負傷はないと判断。その後もセルタ戦でプレーを続けトレーニングでも通常の状態に戻ったが、22日後にミリトンの右ひざが悲鳴をあげた。なお、今回のミリトンの負傷は全治9カ月と見込まれている。
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