タクシー運転手不足で"ライドシェア"導入 「乗れない客を減らしたい」 しかし多くのタクシー会社は消極的
RKB毎日放送
タクシー会社の管理の元一般ドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶサービスが「ライドシェア」です。4月から東京や京都などで始まりました。福岡でも早ければ5月から始まる予定です。 【写真で見る】"ライドシェア"導入 ■「便利になるのでありがたい」と客 国がすすめる「ライドシェア」。狙いはタクシー不足の解消です。 RKB本田奈也花「タクシーが不足する中で、ライドシェアの取り組みはいかがですか?」 「便利になるのでありがたいです」 「タクシーがなくて困るよりは、選択肢がある方が消費者は便利かな」 タクシーが不足している地域、曜日、時間帯に限って運行が認められます。ライドシェアを利用する場合、配車の依頼はスマートフォンのアプリで行います。運賃はタクシーに乗る場合と同じ金額で、キャッシュレス決済が原則です。運転する一般のドライバーは、タクシー会社が管理することになっています。 ■「空いた時間に働きたい」と応募 福岡市南区の五十川タクシーで、ライドシェアドライバーのオンライン面接が行われました。 五十川タクシー 本園和大 常務「応募理由を簡単にうかがっても」 博多区在住の男性「参加できるならやりたいな、と。62歳なんですけど」 ドライバーの希望者は、自営業の男性。自営の仕事をしながら空いた時間に働きたい、と応募しました。 博多区在住の男性「仕事は順調ですけど、時間があるもんですから。自分でこの日に、というのができるから。別の仕事として、人手不足解消に何かできるのであれば」 ライドシェアドライバーは時給制で、時給は1250円~1400円。五十川タクシーは5月中旬以降にサービスを開始したい考えで、ドライバー100人の確保を目指しています。 五十川タクシー 本園和大 常務「タクシーに乗りたくても乗れない客がいる状況で、ライドシェアに参入することによって、一人でも乗れない方を減らすことができるんじゃないかなあと」 ■ライドシェアの「条件」とタクシー会社の「本音」 【ドライバー】タクシー運転手が持っている二種免許は必要なく、普通免許で可能。自家用車で運ぶことができます。 【タクシー会社】研修や乗車前のアルコールチェックを行います。