HHKBキラー? 東プレ「REALFORCE RC1」を試す 小型ながら“絶妙に分かってる”キー配列とは
R3Sの機能を継承
現在手元にはRC1と2年前にご紹介したR3Sがある。どちらもキーストローク40mm、キー荷重30gのスイッチだが、打ち比べてみると微妙にタッチが違う。RC1のほうが若干軽いように思える。そもそも30gを選んだ時点で軽いキーが好きなわけで、軽くなる分には望むところである。 これだけコンパクトにしたということは、当然持ち運んで使うということも視野に入っている。R3SがUSB-Aオンリーだったのに対し、RC1ではUSB-Cのほか、Bluetoothを4台まで切り替え可能になっている。出先でタブレットやスマホとと接続して、やや長文のメールを返すといった用途も考えられる。 もちろんノートPCでも……と思い、いわゆる“尊師スタイル”に挑戦してみたが、脚部がPCのキーを押してしまうため、このままでは使えない。RC1を浮かせるための、何らかのスペーサーが必要である。さすがにここまでのトレンドは押さえられなかったようだ。 またR3Sの際にもご紹介した設定ツール「REALFORCE CONNECT」を使えば、どれぐらいキーを押し下げたときにONになるかの設定、APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)の設定もできる。これも4つのマップが用意されており、デフォルトでは全キー0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmが割り当てられており、ショートカットで変更できるようになっている。もちろん、キーごとに設定を変えることも可能だ。 Macユーザーが重宝するのは、キーマップ入替設定だろう。昔のキーボードは、Mac対応させるためにディップスイッチによってCtrlキーをCommandキーに置き換えるものもあったが、入れ替え可能なキーコマンドにはコマンドキーもあるので、自分で変更すればいい。最もWinキーはCommandキーとキーコードが同じなので、これで代用してもいい。 筆者は、CtrlキーをCommandキーへ入れ替えを行ったが、そうなると左下にCommandキーが2個並ぶことになってしまうので、Commandキーの隣にoptionキーを配置している。キートップもそれに合わせて入れ替えているので、製品の写真は市販時の配列とは違っている。